「くまもと未来奨学会」を熊本県内関係企業18社共同で設立
県関係企業18社は8月18日に、共同で「くまもと未来奨学会」を設立しました。
当日は鶴屋東館7階 カーネーションサロンで設立総会を実施。久我彰登(㈱鶴屋百貨店会長)が代表世話人に就任しました。その後、同会と熊本県養護協会が連携協定を締結いたしました。
同会は、県内の児童養護施設等から県内の大学など高等教育機関に進学する学生を支援することを目的として設立しました。給付型の奨学金制度であり、同奨学会会員企業などで企業見学会やインターンシップなどの活動も今後実施する予定です。給付額は一人30万円、対象者数は原則として申請者全員であり、運営事務は公益財団法人鶴友奨学会が行います。
久我代表は「県内の養護施設などにおいて、自らの将来に希望を持ち、学習意欲を高め、高等教育機関を目指す若者が一人でも増えてほしい。また児童養護施設などから進学する学生は経済的なハンディキャップがあるので、給付型奨学金の重複給付を、全国の奨学金制度に認めてもらえるようにしたい」と話しました。
児童養護施設から大学などに進学した場合、これまで入学金や授業料の減免制度はあったものの、施設を出たあと新生活を始めるための資金を援助する奨学金制度は少なく、今年度はこの春進学した7人に対し給付を行いました。
総会にて代表世話人に選出された久我代表(鶴屋百貨店会長)
資料に目を通す 木村熊本県知事
総会にて18社による「くまもと未来奨学会」を設立
熊本県を立会人として、くまもと未来奨学会と熊本養護協議会にて連携協定を締結
左から木村 敬 熊本県知事、久我 彰登代表世話人、上村 宏渕 熊本県養護協議会会長
当日参加の18社を含め記念撮影
式典にて奨学生に向けて挨拶をいただく平田世話人(平田機工社長)
奨学生代表より謝辞
式典には学生と各児童養護施設施設長等も参加